表情

コミュニケーションの方法は、会話だけではありません。

私たちは普段、色々な方法で周りとコミュニケーションを取っています。

朝起きてきた家族の様子で、機嫌が悪いからそっとしておこう、、、とか。

会話をしていなくても、今日はママ、機嫌が良さそうだな、、、とか。

視線だったり、声音だったり、醸し出す雰囲気だったり。

相手が自分に、好意を抱いているのか、敵意を持っているのか。

色々な所から感じ取り、判断して普段人と接しています。

その判断を間違えたり、はたまた全くの無頓着だったりすると、コミュニケーションが取れず、

KYな人、無責任な人、もっとひどいと感情のない人、とまで言われることも。

そこでスクールでは、週に何度かSSTを行っています。

昨日は、自分や相手の表情についてみんなで考えました。

一人がお題を読み、感じた思いを表情でみんなに伝えます。

他の子たちはその表情を読み、その子がどう感じたのかを当てます。

お題にあるのは、先生から宿題をたくさん出された、とか

お母さんが夕食に好きなおかずを作ってくれた、など、あるあるの身近なこと。

それらに対して、嬉しいのか悲しいのか、怒るのか寂しいのか、、、。

どうやって表情だけで伝えよう?自分の中で考え表現します。

見ている方も、この子はどう感じているのか、一生懸命考えます。

正解はありません。感じ方、捕らえ方は人それぞれです。

大切なのは、相手に伝えようと思うこと。

そして、相手の気持ちを感じようと思うこと。

コミュニケーションはお互いがお互いのことを思い合って、初めて成立する。

週に何度か行われるSSTには、そんな思いが込められているのです。